30代半ばに体験したちょっぴり不思議な出来事をきっかけに自分を見つめ直した、内向的な主婦の「にわとり印のごきげんブログ」。作成者のNikoと申します。
このブログのホームでも簡単なマンガにしていますが、
私は30代半ばのある時期に、まるで脳内が大爆発を起こしたようになり、過去の記憶や感情が一気に頭の中をかけめぐる(その間一時的に視界が明るくなる)というちょっと不思議な現象を経験しました。
詳細は下記にまとめておりますのでよろしければどうぞ!
- ホーム にわとり印のごきげんブログ
- 記事 不思議な出来事についての詳細
その後、落ち着いてから行ったことや変化したと感じることについてまとめました。
不思議な体験をした後に行ったこと
不思議な出来事を体験した後に私が行ったことを具体的にまとめました。
アウトプットを続けた
「頭の中が大爆発」が落ち着いてからも、生活していく中で折に触れて色々な感情や気づきが出てきたので、とにかく以下のような方法で吐き出してみました。
人に話した
私はカウンセリングを受けたり、夫に話を聞いてもらったり、電話相談ダイヤルを利用したりして、過去の出来事について話を聞いてもらいました。
育った家庭の家族に直接話すこともありましたが、相手にとってはすでに過去の出来事であり、話してもお互いにいい気持ちがしないと感じたので、他の方法のほうが有効だなと私は感じました。
紙に書いた
とても有効だったのが、溢れてくる感情や気づきをそのままノートに書き出すことでした。ネガティブなことも怒りも、そのままノートに吐き出しました。
感情などを書き溜めるノートは5年間で8冊になりましたが、最近は書かずに消化できることも増えてきたように思います。
枕を叩いて叫んだ
こう書くとちょっと笑ってしまうのですが、これが一番効果があった方法かもしれません。
うさぎのぬいぐるみに八つ当たりをするネネちゃんのママを想像するとわかりやすいかと思います(笑)
誰もいない部屋で、過去の悲しいことや悔しいことを思い出し、枕を相手に心ゆくまで怒りを発散するのです。
家に誰もいないというのがポイントです(いたら心配されてしまうので)
専門家の助けを借りた
不思議な体験の後、私は①臨床心理士の先生、②気功師の先生、③セラピストの先生など、専門家の先生のお世話にもなりました。いずれも私が体験したできごとを話し、アドバイスをいただきました。
③のセラピストの先生によるグループセラピーは現在も時々通っています。
いずれも話を聞いてもらったことでずいぶん楽になったし、沢山の気づきを私に与えてくださいました。
とにかく、この「吐き出す」という行為がとても重要であったと感じています。行う前と行った後では、自分の見ていた世界ががらりと変わりました。
新しい考えをインプットした
さて存分にアウトプットをした後は、「明るい視界」を目指すために、新しい考えを取り入れたいと自然に思うようになりました。いろいろな考えをやみくもに受け入れるのではなく、自分に合うものを自分で選べるようになりました。
- 周囲の人の考えや、上記に挙げたような専門家の先生の考え
- 読書
- Youtubeなどの動画
- ラジオ
などです。
出会えてよかったと思う物や考え方を、「一期一会のへや」にまとめています。よろしければご覧ください。
不思議な体験をした後の変化
色々な価値観に気が付いた
不思議な体験をしてから、自分が今までいかに固定観念、偏見、思い込みによってがんじがらめになっていたかに気づき、自分の中に小さな変化や気づきが沢山起きてきました。
特に、自分自身の生きる目標が「親から愛されるため」になっていたということに気が付いてから、色々な角度から物事を見られるようになったと感じました
具体的には、下記のようなことが、頭ではなく心で実感できるようになってきました。
- 同じ物事でも、見方によって意味が変わってくる
- 物事にはいい面と悪い面がある
- 人は人それぞれである。同じ人でも状況により行動が変わる
- 笑顔の人が心から笑っているとは限らない
- 心とは裏腹の言葉を発する人もいる
それまで見ようとしていなかったもの(自分や人の嫌なところなど)も感じるようになったので、夫と子ども以外の人と接することがものすごく辛くなってしまった時期もありました。
たまたま、2人目を出産した後であり、その後数年で3人目を出産したので、子育てを中心に自宅にいられる時だったのが幸いしました。子育てが終わって再び社会に出るときのためにまだまだ修行が必要と思っています。
自分を労れるようになってきた
それまではとにかく自分を責めがちでしたが、自分のこれまでの頑張りを認め、少しずつ自分を大切にできるようになってきました。
生きるのが楽になってきた
時に苦しく感じる場合もあるのですが、それでも「頭の中の大爆発」を起こす前と比べたら雲泥の差ぐらい生きるのが楽になりました。
ティール・スワン著「自分を愛せなくなってしまった人へ」という本に、私のこの時の気持ちと似たような状況について書かれていたので引用させてもらいます。
「これまでの人生で一番大変です。すべてのことを変えなければならないのですから。本当にすべてです。自分が誰であるかさえわからなくなりそうです」
(中略)自分を敬うということは、不確かな世界へと身を投じ、これまで自分が望んでいると思っていたあらゆるものを捨てて、まったく新しいものに変えなければならないことを意味するのです。
初めからやり直すというのは簡単なことではなく、ものすごい苦しみになるのかもしれません。でも、リンダが発見したように、自己愛によって人生を書き直す苦しみは、本当の自分と断絶された人生を生きる苦しみとは比べものにならないほど小さなものでしょう。
ティール・スワン著 自分を愛せなくなってしまった人へ 株式会社ナチュラルスピリット p70
人間関係が整理された
意図的に整理したというよりは、私が変わっていったために離れていく人もでてきて、自然に、本当に合う人しか残らなくなったという感じでした。
家事と育児に専念できるようになった
「私が今行うことは自分と家族のこと」と心から思えるようになり、自然に家事や育児に集中できるようになっていきました。
また以前より無理をしなくなり、必要だと思う助けを借りることに罪悪感ではなく感謝ができるようになりました。余裕ができたことで、以前よりも子どもにも優しく接することができるようになったと思います。
心からの感謝ができるようになった
一度怒りを吐き出してから初めて、私は自分のおかれる環境に心から感謝できるようになりました。
一時期は会うことを拒否するほど怒りの感情を持っていた親に対しても、過去のことと今助けてもらっていることを分けて考えられるようになりました。
自分の怒りや悲しみを無かったことにしないで、いったん強く感じて吐き出したことが良かったのだと思います。