『「時間術大全ー人生が本当に変わる「87の時間ワザ」』のポイントと、読んでやってみた感想

心穏やかに明るく生きる方法を探求している「にわとり印のごきげんブログ」

作成者のNikoです。

私はもともと時間の使い方が上手でないタイプで、物事をルーティン化したり、効率を考えたりするのが苦手です。

しかし現在行っているウェブライティングの仕事が面白いので、そこに割く時間をなるべく作りたい!と、昨年は時間術の本を読むことにハマりました。

その中で、一番効果がある!!と感じたのがこちらの書籍、

『「時間術大全ー人生が本当に変わる「87の時間ワザ」』です。

『「時間術大全ー人生が本当に変わる「87の時間ワザ」』ってどんな本?

もっと「自分にとって大事な時間」を作り出すための本

『「時間術大全ー人生が本当に変わる「87の時間ワザ」』は、日本では2019年6月に初版が発行された書籍です。

筆者はジェイク・ナップさん&ジョン・ゼラツキーさん、訳者は櫻井祐子さんです。

 翻訳前の原題は「メイクタイム」

どんな状況の人でも今ほど忙しい思いをせずに、自分にとって大事な時間をもっと作るノウハウについて書かれています。

作者はジェイク・ナップさん&ジョン・ゼラツキーさん

作者は長年テクノロジー業界でGoogleやYouTubeなどに携わってきたプロダクトデザイナーであるジェイク・ナップさんとジョン・ゼラツキーさん

↓自分たちを「時間オタク」と称する友人同士です。

ジェイク・ナップ&ジョン・ゼラツキー著『「時間術大全ー人生が本当に変わる「87の時間ワザ」』ダイヤモンド社P10より引用

この本の構成

この本は最初にイントロダクションとして本の概要が書かれ、

次にこの本の肝である、時間をつくり出すしくみ=4つのステップ(ハイライト、レーザー、チャージ、チューニング)について、詳細が書かれています。

↑サブタイトルになっているように、この4ステップに関する提案(戦術)が全部で87個出てきます。

最後に、あとがきである『「いつか」を今日にする』という章があります。

全316ページです。

この本のポイント

私たちが「時間がない」と感じる2つの要因

まず著者はイントロダクションの中で、

私達が毎日忙しくバタバタしているのには、強力な「2つの力」が関わっていることを説明しています。

  • 1つめは「多忙中毒」・・・忙しいことを良しとする風潮
  • 2つめは「無限の泉」・・・SNSやテレビ、スマホアプリなど、コンテンツが絶えず補充されたり更新されたりするもの

そしてこの2つが私たちの生活のデフォルト=初期設定=あたりまえになってしまっているために時間がないと感じてしまうことを指摘しています。

目の前のものごとに反応せよ。迅速に対応せよ。予定を埋め、効率を高め、もっと仕事をこなせーーーこれが多忙中毒のデフォルトルールだ。

多忙中毒からやっと抜け出せたと思ったら、「無限の泉」が手ぐすね引いて待っている。

ジェイク・ナップ&ジョン・ゼラツキー著『「時間術大全ー人生が本当に変わる「87の時間ワザ」』ダイヤモンド社P7より引用

この2つの力の存在を認識することが、時間を作り出すために重要になってくるんですね。

メイクタイムのための4つのステップ

上記した2つの強力な力には「意志力」や「生産性の向上」では太刀打ちできないのだそう。

著者は次の4つのステップ(ハイライト、レーザー、チャージ、チューニング)を使って一日の時間をデザインする方法を取り上げています。

ジェイク・ナップ&ジョン・ゼラツキー著『「時間術大全ー人生が本当に変わる「87の時間ワザ」』ダイヤモンド社P34より引用

簡単にまとめると、

  • ハイライト・・・その日に集中して行う「最優先事項」を決める
  • レーザー・・・その人にとって「気を散らせるもの」「時間を無駄に使ってしまうもの」「しなくてもいいもの」などを取り払う
  • チャージ・・・大事なことをするためのエネルギーを補給する。充電。
  • チューニング・・・時間に関するシステムを調整したり改善したりする。

著者はこの4つを繰り返すことにより、自分にとって最適な「時間のデザイン」を行うことができるとしています。

おすすめはクイックスタート・ガイド

本書には4つのステップのために、計87個(1つのステップにつき16~27個、)の戦術が書いてあるのですが、

著者はそれらすべてを詰め込むのではなく、読者に適宜使ってもらうことをおすすめしています。

ジェイク・ナップ&ジョン・ゼラツキー著『「時間術大全ー人生が本当に変わる「87の時間ワザ」』ダイヤモンド社P230より引用

「僕らだってそんなことはしていない。」(笑)。著者本人からそう言ってもらえると、肩の力が抜けていい感じです。

沢山の戦術があるためにどこから行ってよいかわからない人のために、

本書のあとがき部分には「クイックスタート・ガイド」というページが載っています。

それぞれのステップに、おすすめである基本の1つの戦術のみを紹介しているので、まずはそこからやってみるのもおすすめです。

読み終えてみて

やってみて良かった戦術(勝手に)ランキング

さて突然ですが、

私は本書を読み、最初はクイックスタートガイドを参考にしながら、いくつかの戦術を日常に取り入れてみました。

そのなかで良かった戦術を発表します(^^

No.1 ハイライト「ハイライトを予定に入れる(戦術8)」

クイックスタートでもおすすめしてあった基本の基本。

その日に集中してやること(ハイライト)を1つだけ書き出す方法です。私はTodoリスト化もしているスケジュール帳にハイライトを書き、〇で囲んで目立たせています。

ハイライトを決めると、とりあえずその1つを終わらせさえすれば非常に達成感を得られるので、「一日なんだかバタバタと終わってしまった・・・」と感じることがなくなりました。

ちなみに雑用が溜まっているときは雑用をまとめて一つのハイライトにしてしまうやり方・戦術4「雑事をまとめる」もおすすめです。

No.2 レーザー「散漫クリプトナイトを遮断する(戦術24)」

こちらもクイックスタートでおすすめしてあったことで、自分にとってとびきり強力な無限の泉を断つことです。

私にとっての強力な無限の泉はやはりスマホで、

購入した時に最初から入っていたネットニュースアプリをアンインストールすることと、

グーグルで検索するときに検索エンジンの下に勝手に話題のニュースが出てこないようにスマホの設定を変えること、

YouTubeのアイコンを待ち受けに置かない(開きたいときはいちいち検索して入る)ことからやってみました。

これだけでも私のスマホがかなり「気の散らないスマホ」に変わりました(ついつい気になってみてしまうエンタメニュースを見なくなったことにより)。時間の節約効果があったと感じています。

No.3 チャージ「すきあらば仮眠する(チャージ戦術85)」

なんだか気分が乗らないときに、思い切って10分程度横になって目をつむる(眠りに落ちる必要はない)だけで頭がすっきりとします。

ここで無限の泉(スマホ)などに触れてしまうと台無しです(笑)

とにかく体と頭を休めることに集中すると、その後の効率が全然違います!

No.4 チャージ「毎日運動する(でも頑張りすぎない)(戦術61)」

以前からやろうやろうと思っていた運動をこの機会にやってみることにしました。

腰痛予防のために始めたのですが、ストレス解消にすごく効果を感じているため続いています。

ネガティブなことを考えなくなり、すっきりした頭で一日過ごせるようになりました。

感想

まずイントロダクションにある、私たちに働いている二つの力という考え方が新鮮でした。特に「無限の泉」が納得で、確かにスマホはその最たるもので、本当に無限に情報が湧いてくる泉のようだ・・・。

気が付けばこんなに時間が過ぎていたΣ(゚д゚lll)ということが多々あります。

無限の泉を断つためには「意志」は無力で、そもそもなるべく接触しないようなデフォルトにしなければならないという考え方、納得です。

自分の身の回りに無数の「無限の泉」が存在することだけでも、知っておくことで意識が変わってくる気がします。

私の場合、子供がそれぞれ集団生活に通っている時間が勝負なのですが、この本を読んでからその時間が間違いなく充実したと思うので、すごく効果を感じています。

ちなみにこの本は文字が多めではありますが、細かくパート分けされていてわかりやすいうえ、時折筆者の二人が出てきてユルい会話をしてくれるので和みます(笑) ↓「戦術85 すきあらば仮眠する」より

ジェイク・ナップ&ジョン・ゼラツキー著『「時間術大全ー人生が本当に変わる「87の時間ワザ」』ダイヤモンド社P281より引用

まだまだ時間づくりに改善の余地がありそうなので、他の戦術も試していきたいと思っています。


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