石井裕之さん「心のブレーキの外し方」の感想、ポイントをまとめました

心穏やかに明るく生きる方法を探求している「にわとり印のごきげんブログ」

作成者のNikoです。

インターネットでタイトルが気になり、目的の本と一緒に購入したのがこちら、石井裕之著「心のブレーキの外し方」です。

背表紙折り返しのプロフィー欄の「催眠療法」の文字に「・・・?」と一瞬読むのを躊躇してしまったのですが(ゴメンナサイ)

とても分かりやすく、日常生活に大変役立つ本でした。

「心のブレーキの外し方」どんな本?

あなたの「心のブレーキ」=「潜在意識」について書かれた本

「心のブレーキの外し方」は、2006年に初版が発行された、石井裕之さんによる書籍(CD付き)です。

この本の冒頭には、「あなたの目標を叶えるため」だけに作られた本であると書いてあります。

一度「やろう!」と思ったことがなかなか長続きしない理由は、心に「ブレーキ」が働いているから

その「心のブレーキ」を解明して上手に利用することで、目標や夢を達成することができる、というのがこの本の趣旨です。

「心のブレーキ」=人間の心の中の「潜在意識」であり、この本では通してこの「潜在意識」について書かれています。

作者は石井裕之さん

「心のブレーキの外し方」の著者は、パーソナルモチベーター、セラピスト、催眠療法家のほか、有限会社オーピーアソシエイツの代表取締役でもいらっしゃる石井裕之さんです。

独自のセミナーにて多くの方への指導をされているほか、著書も多数出版されています。

この本の構成

この本は、序文と末文の他に7つの章(セラピー)によって構成されています。

1章ごとに大切なことが書いてありますが、すべて「潜在意識」に関わってくることになります。

また、この本にはCDも付属されています。こちらはすでに石井さんが出されているCDプログラム教材「ダイナマイトモチベーション6か月プログラム」の一部が収録されているものになります。

こちらのCDは、本の内容の主に第一章とリンクしているものでした。CDのみ単体で聞いても充分わかりやすいと思います。

この本のポイント

以下、「心のブレーキの外し方」に出てくる潜在意識のポイントをまとめています。

潜在意識は現状を維持する

人間の体温と同じように、潜在意識も急激な環境の変化から自分の身を守るために、できるだけ現状を維持しようとします。

潜在意識には「善悪」の区別はできないため、とにかく単純にメカニズムとして、現状を維持しようという習性があるのです。

私は、セラピーを通じて、たくさんの人たちの心の問題に一緒に取り組んできました。その経験の中から私は、

人生が思い通りに進まないのは、ほとんどの場合、この潜在意識のメカニズムが作用しているからだ

と断言できます。

石井裕之著「心のブレーキの外し方」フォレスト出版株式会社 P16より引用

ダイエット、マリッジブルー、スポーツ選手の初めての大会における失敗など、色々なことにこの「潜在意識」が「現状を維持」させるために働の働きが隠れています。

新しいことを始めるときは、ゆっくり丁寧に

潜在意識には上記の特徴があるので、今の自分から新たな自分へステップアップするには、

この「潜在意識」がびっくりしないように、「潜在意識を新しい自分に徐々に慣らしていくこと」が必要となってきます。

何か新しいことを始める際には、最初に大きなエネルギーが必要。

潜在意識を徐々に慣らしていくためにも、「最初は無理をせず、とにかくできるだけゆっくり丁寧にやること」が大事になってきます。

昔、「”初めてのこと”を丁寧に教わった子は、物事をスムーズに進める力が付く」という旨のニュースコラムを見たことがあったのですが、この本を読んでさらに納得しました。

感情を消さない方法

私たちが「やるぞ!」「新しい自分になるぞ!」というモチベーションを燃やし続けることができないのは、「感情というものは、放っておいたら消えるものということを理解していないから」という理由があります。

消えゆく感情を定着させる唯一の方法は、

その感情を“行動”に変えること なのです。

気分が高揚したら、それをその場で”行動”に変えること。

石井裕之著「心のブレーキの外し方」フォレスト出版株式会社 P38より引用

感謝の気持ちを贈り物で表現する、いい言葉だなと思ったら実際に使ってみる、本や映画に感動したらメモをとる、知り合いに勧めてみる・・・などの行動が大切なのです。

なぜなら、本に書かれたことや聞いたことに対して刺激を受け取ることは受動的であるのに対して、その後何らかの行動を行うことは能動的であるからです。

成長はみんなで一緒に

潜在意識の特徴のひとつに「全体性」があります。

自分の中に沢山の潜在意識があり、ひとつひとつが仲良く手をつないでいるイメージです。

潜在意識の世界では、何かひとつだけが飛び抜けて成長するということはあり得ない

ということがしっくりくるはずです。つまり、

成長するときには、全体がそろって仲良く成長する

ということです。

石井裕之著「心のブレーキの外し方」フォレスト出版株式会社 P54より引用

「経済面の自分」「健康面の自分」「恋愛面の自分」など、どれかひとつの自分の潜在意識だけが飛び抜けて成長するということはないので、

ある部分で成長したければ他の部分にも「真剣に心を向ける」ことで、自分を全体的に成長させることが必要にとなります。

単純に時間やお金をかけるのではなく、「真剣に心を向ける」ことが大切なのですですね。

目の前の「できること」をやり続ける

顕在意識とは違い、潜在意識は

  • 過去や未来を認識できず、今、この瞬間しか存在しない
  • 「ない」という概念が理解できない

という特徴があるため、

どんな状況にあっても、”今、できること”だけを考え、それを実行する

石井裕之著「心のブレーキの外し方」フォレスト出版株式会社 P106より引用

過去や未来についてあれこれかんがえず、また、ない物に思いをめぐらすことなく、

とにかく、今目の前にある、できることのみを集中して行うことで結果が伴ってくるということが必要になってきます。

目の前のことを一生懸命やる、というのは一般的にも良く言われる考え方だと思いますが、潜在意識的にも理にかなっていることがわかりました。

読んでみての感想

私はこの本を読む直前にたまたま「体力をつけたい」と思っていたのですが、この本で読んだことが本当に生かされ、おかげで今のところ順調に運動を続けられています。

「物事は、いちばん最初に莫大なエネルギーが必要」「最初を丁寧にやるのが良い」は、今までにもなんとなく聞いたことがあったのですが、この本を読んで潜在意識の視点からその根拠がわかり、すごく納得できました。

付属のCDもこの点について詳しく解説されていて、大変わかりやすかったです。

この本を読んで感動した部分の「ポイントをまとめる」行動を起こしたことで、この本に書かれていることが少しでも自分に取り入れられると良いなと思います。


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