メンタル強め美女 白川さん(第1巻)の内容、名言、感想をまとめました

ちょっぴり不思議な出来事をきっかけに自分を見つめ直した主婦の「にわとり印のごきげんブログ」。作成者のNikoです。

最近読んでじーんとした(というかちょっと泣いた)マンガといえばこちら!

メンタル強め美女 白川さんの第一巻です。

タイトルを読んでなんとなく、同じくドラマ化もされた「ワタシってサバサバしてるから」のマンガを連想してしまった私(´з`)

どんなにツンとした強い女性が主人公なのかと思いきや。

トゲトゲしい強さではなく、優しく誠実でしなやかな内面の強さを持つOL、白川さんのお話です。

コミカルな要素も沢山あるマンガなのですが、最近涙もろくなってきたのもあって(;^^)

ひがみや悪口などネガティブな言葉を言われても受け取らず、外見的・内面的な美を追求する姿勢を貫く白川さんに、心が洗われるように感じました。

出版元のKADOKAWA Group レタスクラブにて一部が無料で読めます!

メンタル強め美女白川さん – レタスクラブ

メンタル強め美女 白川さん(第1巻)ってどんな本?

周囲のネガティブを受け取らず、自身をコツコツ磨く白川さんに勇気づけられる本

獅子著「メンタル強め美女白川さん」株式会社KADOKAWA p7より引用

このマンガは、主人公である会社員の白川さんが、周囲のネガティブを自身の内面のポジティブさで跳ねのけていく痛快なエピソードが詰まったお話です。

最初は「ぶりっ子」「媚びている」と嫌われがちな白川さんでしたが(でも本人は気にしていない)、

次第に社内でも白川さんから勇気づけられる人たちが現れはじめます。

そうして仲間となった人達の心も、少しずつ良い方向に変化していきます。

作者は獅子(しし)さん

「メンタル強め美女白川さん」の作者は漫画家の獅子さんです。

この作品はもともと、獅子さんが趣味でツイッターに投稿したものが沢山の読者の支持を得てコミック化されたものだそう。

白川さんは獅子さんご自身の憧れの女性として描いているのだそうです。

この本の構成

「メンタル強め美女白川さん」は、「告げ口に動じない白川さん」「少しずつ強くなる町田さん」など、川さんと白川さんの周囲の人に関するエピソードを数ページ(長くても十数ページ)のお話としてまとめている短編マンガとなっています。全174ページです。

ところどころに美容に関する白川さんのコラムも入っています。

美容には疎い私ですが、白川さんの愛用している可愛いコスメやアロマなどについて描かれていて、読んでいて便乗して気分が上がってきます(笑)

メンタル強め美女 白川さんの名言

獅子著「メンタル強め美女白川さん」株式会社KADOKAWA p132より引用

「実は悟り開いてる」と同僚の梅本さんが感じているように、白川さんの魅力は決して外見が可愛いだけではない点。

ハッとさせられるような発言が多いのです。いくつかピックアップしてみたいと思います。

人はそれぞれ違った美しさがあると教えてくれる名言

誰かの評判を下げたからって

自分の美しさが

増すわけじゃないのに

「私もキレイ

あの子もキレイ」

でいいじゃん

獅子著「メンタル強め美女白川さん」株式会社KADOKAWA p11より引用

この名言はepisode 01「白川さんと人気モデル」の中で出てきました。

カフェにて、白川さんの好きな女性モデルについてけなしている人達の声が聞こえてきたときの、白川さんの心の言葉です。

人にはそれぞれ違った美しさがあり、美しさは競うものではないという白川さんの気持ちがあらわれています。

白川さんのモットーである「私もキレイ あの子もキレイ」はこのマンガの中で何度か出てくる言葉です。

当たり前だけれど大事なことを教えてくれる名言


獅子著「メンタル強め美女白川さん」株式会社KADOKAWA p16より引用

この名言はepisode 03「白川さんと世界平和」の中で出てきました。

陰口をたたく人達の後に出てくる白川さんの心の言葉です。

あたりまえのようでなかなかできないことを、信念を持ってやっている白川さんの言葉が重く響きます。

「私の事を嫌っている人たちにわざわざ歩み寄る必要はない」考えも当たり前のようで私はなかなかできないので(多少なりとも機嫌をとろうとして自分をすり減らしてしまう)、お手本にしたいと思いました。

悪意のある発言は受け取らなくていいことを教えてくれる名言

だってそんな

失礼な人間の

美意識とか

信用するに

値しなくないですか?

獅子著「メンタル強め美女白川さん」株式会社KADOKAWA p67より引用

これはepisode 16「町田さんの学生時代」の中で出てきた名言です。

学生時代に男子から、容姿について嫌な言葉を吐かれた時のことを思い出した同僚の町田さん。

思い出して落ち込む町田さんに対し、白川さんも過去に自分がかけられた嫌な言葉について話します。「つらかったでしょう?」と言った町田さんに対して、白川さんが発した言葉です。

嫌な言葉を吐かれた後って少なからず傷ついてしまうから、白川さんにはっきりそう言ってもらえて私も元気がもらえました。学生時代、白川さんがクラスにいたら良かったなと思う町田さんの気持ちも本当によくわかります。

気持ちよくSNSを使うための心得を教えてくれる名言

獅子著「メンタル強め美女白川さん」株式会社KADOKAWA p84より引用

これはepisode 19「アンチコメントと白川さん」の中で出てきた名言です。

誰かを

傷つけるためじゃなく

幸せにするために

私はこの人差し指を使うの

獅子著「メンタル強め美女白川さん」株式会社KADOKAWA p85より引用

このマンガを読んで、この言葉に共感して実行する人も多いんじゃないかなと思います

読んでみての感想

短編なのでスイスイと読め、あっという間に読み切ってしまいました。

この本を読んで白川さんに憧れる、心惹かれる読者が多いのは、やっぱり白川さんの自分を大切にする力」がすごく強いからだと思います。

自分がいいと思ったことを周りの目を気にせずに実行する。

誰かに気に入られたくて可愛くあるのではなくて、自分がハッピーでいるために可愛くあろうとする。

でも白川さんは傍若無人というのではなくて、優しい心を持っているということも次第に周囲に伝わっていきます。

理想的すぎると思われる方もいるかと思いますが(白川さんが完璧すぎるからか「気持ち悪い」などのネットの声もあるようです)、白川さんは「自分よりキレイな人もいる」「元気ない私も人間らしい」など、自分のことをちゃんと客観的にも見ようとしていて、自分を理想に近づける現実的な努力を楽しみながら行っています。

私を含め、そんな姿に勇気づけられる読者が多いのかなと思います。

暗いニュースに触れてしまったり嫌な話を聞いたりして、世界中がネガティブに溢れているような気持ちになり落ち込んでしまうときに手に取りたいマンガだなと思います。


というわけで私は先ほどネットで第2巻も購入しました(笑)

2巻ではどんな名言が飛び出すのか、今から楽しみです。

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