ちょっぴり不思議な出来事をきっかけに自分を見つめ直した主婦の「にわとり印のごきげんブログ」。作成者のNikoです。
ちょっとブームからは遅ればせながら、第一巻を読んですっかりはまった「メンタル強め美女 白川さん」。
第1巻についてはこちら→メンタル強め美女 白川さん(第1巻)の内容、名言、感想をまとめました
私はとにかく白川さんの考え方が好きです。
自分とはライフスタイルが全然違うし、白川さんが好きなコスメとかおしゃれなグッズに興味があるわけではないのですが、そんな話題も新鮮で面白い。
弱った心に白川さんがいてほしい。架空の人物でありながら、ロールモデルにしたい存在です。
今回は第2巻を読んでみました。
第1巻と同様、2巻も出版元のKADOKAWA Group レタスクラブにて一部が無料で読めます!
太らない身体、きれいなお肌。ひとつだけ手に入るとしたら、白川さんは何が欲しいんだろう/メンタル強め美女白川さん2(1) – レタスクラブ
メンタル強め美女 白川さん(第2巻)ってどんな本?
1巻よりさらに人間らしさが増し、人間関係も広がっている白川さん
「メンタル強め美女 白川さん2」は、株式会社KADOKAWAより2021年8月に初版が発行されたマンガです。
このマンガには、主人公である会社員の白川さんが、周囲のネガティブを自身の内面のポジティブさで跳ねのけていくような痛快なエピソードが詰まっています。
第1巻では強さと美しさが強調されていたように感じる白川さんですが、第2巻では人間関係が広がったり深堀されたりしていく中で、白川さんの人間味が増していると感じるエピソードが多い気がしました。
↓生理痛を引き金に珍しくネガティブになる白川さん
獅子著 メンタル強め美女白川さん2 株式会社KADOKAWA P27より引用
ネガティブとは長年のお付き合いである私は親近感がわきました(笑)ちなみに↑の後すぐ、「今考えてもいい答えはでない」旨に気づき、身体を休める白川さん。さすがです。
メンタル強め美女 白川さん(第2巻)の構成
「メンタル強め美女白川さん2」は、白川さんと白川さんの周囲の人に関するエピソードを数ページ(長くても十数ページ)のお話としてまとめている短編マンガとなっています。
会社のおなじみメンバーのエピソードだけでなく、今回は白川さんのお母さんのエピソード、新しく来た上司のエピソードなども含まれています。全173ページです。
今回の白川さんのコラムは家の中&カバンの中身&休日の過ごし方についてです♪
メンタル強め美女 白川さん(第2巻)の名言
今回も白川さんから発せられた、心に刺さる名言を集めてみました。
嫌な言葉は受け取らないという心構えを教えてくれる名言
人からの言葉を 体内に入れる時だって
すいすい、アク取り 心が濁ってしまう前に
適切な栄養だけ 私の身体に届けよう
獅子著 メンタル強め美女白川さん2 株式会社KADOKAWA P21より引用
「episode3 白川さんのアク取り」で出てきた名言です。
イライラしている上司から、ちょっとした書類のミスを理由に「あなた、いつか絶対大きな失敗するよ」と嫌な予言と言い放たれた白川さん。
帰って料理をしながらそのセリフを思い出し嫌な気持ちになるも、「ノストラダムスだって予言を外したじゃん」「予言は助言と受け取ろう」のように気持ちを切り替え、自分で丁寧にアク取りをした手料理を食べるのでした。
同じような内容の言葉として、「episode26 林檎ちゃんの脳内変換」では、上司から嫌味を言われた後輩のの林檎ちゃんにも、以下のように「受け取らない」ことをすすめています。
獅子著 メンタル強め美女白川さん2 株式会社KADOKAWA P131より引用
立ち止まる日があってもいいことを教えてくれる名言
この名言は、「episode15 町田さんの明日」に出てきます。
ダイエット中なのについドカ食いをしてしまった同僚の町田さん。
自己嫌悪に陥る町田さんに白川さんは、「ドカ食いは昨日のくたくたの町田さんが生き抜くために必要な栄養素だった」旨を伝えて励まし、さらにこう付け加えます。
獅子著 メンタル強め美女白川さん2 株式会社KADOKAWA P77より引用
ついつい自分の成長ばかりを良しとしてしまいがちな人にとって、ホッとする名言です
自分が見て思ったことを大事にするという名言
人のフィルターより自分の視力と心が大事だし
獅子著 メンタル強め美女白川さん2 株式会社KADOKAWA P138より引用
この名言は「episode27 羽柴さんと白川さんpart3」で出てくる名言です。
異動で新しい上司となった羽柴さんについて、本社の人から悪い噂を聞いた白川さんと先輩の梅本さん。
近寄るのやめときなという梅本さんに対し、白川さんが伝えた名言です。
実際に羽柴さんはなかなか棘のある言い方をする人だったのですが、最終的に白川さんは羽柴さんの良い面も見つけて和解?しています。
昔の自分に感謝したいという白川さんの言葉
これは名言と言うより私が2巻で一番好きな言葉です。「episode24 白川さんとタイムマシン」に出てきます。
同僚の町田さんと「もしタイムマシンがあったら・・・」という話になり、「自分なら過去に行きたい」旨を話す白川さん。
学生時代いじめの標的になっていたことなどを話し、このように言います。
獅子著 メンタル強め美女白川さん2 株式会社KADOKAWA P121より引用
そして「おかげで今の私は良い人間関係に恵まれて幸せにやっている」ということをかみしめる白川さん。
ワカル・・・(涙)
読んでみての感想
さらっと読むのにちょうどいい第1巻と比べて、白川さんの周りに新しいキャラクターも加わって、少し複雑化した印象ですが、先ほどもお伝えしたように「白川さんがより人間らしくなった」という印象です。
第2巻の最初の方で「ポジティブな出来事ほど頭に残りにくく、ネガティブなものが印象に残ってしまう」旨を白川さんも言っているように、1度読んだとき私は1巻よりもさらにパワーアップした人間関係のドロドロ感の印象が強く残り、圧倒されてしまいました(;^_^
社内インタビュー紙に載った白川さんの写真が塗りつぶされていたり、妖怪(笑)お菓子外し(わざとお土産のお菓子を特定の人にあげない同僚)があらわれたり、白川さんが学生時代にいじめを受けていたエピソードがあったり・・・
でもこのお話のいいところはどれも嫌な面だけで終わるのではなく、その後に行う白川さんの自分へのいたわりやメンテナンスであったり、傷ついた心に寄り添う周囲の人たち優しい心であったりが必ずオアシスとなる一コマが出てきます。
読みながらそこに注目して、エネルギーを回復する方法として参考にしたいなと考えています。